昨年末から時代は大きく変わろうとしています。今までの価値観がよいよ通用しない時代に突入しました。ですから、こうゆう時代こそ人と人がふれあい助け合って生きていかなければならないのです。この動画は大いにこれからに日本のありかたを見据えた動画です。ぜひご覧になって見てください。
時代を見据えるトーク
新しい時代
これからの新しい時代に求められるもの、それは「身体性とコミュニケーション」です。記憶力や計算能力、決まった文章を書く能力、見栄えのいいイラストなどはAIがすべてとって変わることでしょう。しからば、人間がやるべきことは何かと考えると、身体を使って表現することと、仲間を作り、その仲間と上手くやっていく能力ではないでしょうか?合気道には、この2つの要素がすべてあるとお気づきになるでしょう。人とあたらないように上手に動く、たとえあたったとしてもすぐに転換して別の道を探す。また、相手をリスペクトして敬い、その上で稽古する。人と人とのコミュニケーションにはなくてはならない能力です。
そして、よくわからない。なかなか上達しないとお考えの方へ。自分の子供の時を思いだしてみてください。ハイハイから二本の足で立つとき、出来ないなんて考えたでしょうか?ただ夢中で転んでも転んでも、また何回も起き上がって歩く練習をしたでしょう?それと同じことなのです。一度でできなくてもいいのです。何回も、何回も稽古します。逆にいうと、何度も稽古しないと、ほんとうの身にはつかないのです。
そう考えていただいて、合気道の稽古を楽しく学んでいただきたいと思います。
合気道自在館道場
師範 小林英典
合気道を初めて、苦節34年。初段を5名、二段取得者を4名出すことができました。これも皆さんがコロナ禍を乗り越えて、稽古に励んでいただいたおかげです。本当にありがとうございました。
合気道自在館道場
師範 小林英典
日本人には合気道が一番合っている。
コロナもようやく先が見えて参りましたが、過ぎるとともにまた別の問題が発生してきました。2025年、私達はシンギュラリティという大きな壁が立ちはだかります。
人はテクノロジーの変化で大きく生活様式が変わります。昨今では紙での印刷、郵便、通信手段が、ある特定の趣味の世界を除いて、すべてデジタル化になりました。そして次は、2025年までにAIが発達して、文章、簡単なイラスト、聞きやすい音楽などは、キーワードを打ち込むだけで、すべてAIが数秒後に作成してくれるようになります。また、決まった雛形のような企画書、公的文章などはすべてAIが作ってくれて、人間のやる仕事は、身体をともなう仕事、エッセンシャルワーカーを除いて、ほとんどなくなってしまうでしょう。
そうなると、人間。特に日本人のとって必要なものとはなんでしょうか?・・・そうです持って生まれたこの身体と、日本人ならではの知恵と精神です。合気道にはこの身体を鍛え、咄嗟の判断と順応能力。それと自然と伸びやかな精神力がすべて身につくように設計されています。この変化する時代のおいて、何かを身につけなくてはとお考えの方、お子さんをお持ちのご家族の皆さん。ぜひ合気道をお始めになってはいかがでしょうか?一度、ご体験をされることを強くおすすめします。
天才の定義
最近思いますのは、よくいわれる天才の定義です。人より努力しなくても出来てしまう。普通の人が及びもつかないほどスゴイ!
?ほんとにそうでしょうか?まえにNHKスペシャルでイチロー選手のドキュメンタリーを見ました。彼は休みの日も球場に来て、網に向かってひたすらボールを投げ続けていました。アルベルト・アインシュタインは、大学の研究が認められず、特許庁の職員になってからもずっと一人で研究を続けて、1905年に奇跡の年と言われる素晴らしい数々論文を発表しました。
こうした天才たちの努力している姿をみると
、「天才とは、努力し続けられる人が天才である」と思うのです。1回や2回やって、え〜覚えられない。って1回や2回で覚えられると考えられる方が不思議です。また、覚えよう!覚えようとするほど人間の脳は覚えられないようにできています。どうせ1回じゃ覚えられないんだから、軽く読んで、軽く聞き流して、人はあ〜こうなってるんだ〜と軽く流しても、意識は残ります。これが大切なのです。そして、繰り返すうちにそれがあたりまえになるまでやれば、イヤでも覚えます。人間の脳はそのようにできているのです。そのメカニズムを理解することで、記憶のしかたの要領がわかってくると思います。合気道も勉強も仕事も同じです。
無駄なく効率よく繰り返すことが、身につけるということの大切な要素です。
また6月から、いつもの稽古をいつものように繰り返しましょう!
合気道自在館道場
師範 小林英典
あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
暮に本をかたずけをしておりましたら「ホ・オポノポノ」という懐かし本が出てきました。
「ホ・オポノポノ」はハワイに伝わる言い伝えとでもいいますか、カワイイ名前の教えがあって、何が自分にピンチがおとずれたり、とても緊張する場面などで、心のなかで、「ありがとう」「愛しています」「許してください」「ごめんなさい」ととなえると途端に緊張がほぐれて、優しい気持ちになり、対立感情がなくなってしまうという教えなのです。同時に、自分がポジティブな気持ちになり、まわりもその人の出す雰囲気やオーラにポジティブな気持ちになるというものです。本も出ていて私も何度も読んでいますが、いつもピンチの時や自分の力ではどうにもならない時は、必ず心の中でこの4っの魔法の言葉をとなえます。「ありがとう」「愛しています」「許してください」「ごめんなさい」
自分が一歩下がるようでいて、実は前向きなありがたい言葉ですよね。今年は受験生も多いので、皆さんでこの「ホ・オポノポノ」の魔法の言葉を共有して、前向きに生活していきたいものです。
合気道自在館道場
師範 小林英典
オアシスのような彼。我が道を行く彼。
むせ返るような暑さも和らぎ、肌にまとわり付く道着をすり抜ける秋風が、心地よく感じられるころ、彗星のように現れた彼。聞けばアメリカの大学からの留学生だという。私は思わず「え?では逆輸入ってこと?」と聞いて、微笑んだ彼・・・彼の側にいると心地よい風に心が洗われる感じがした。子供達はすぐに彼の側により手をつないだ。彼の優しさが身体で理解できるのだろう。オアシスのような彼。そして我が道を自らの手で切り開こうとする彼。そんな彼を私はずっと応援したい。
彼がインターナショナルスクール長野を訪れたときのもようをリンクしました。
ぜひご覧ください。
https://isnedu.org/category/news/interview/shimizu/
誰でもできるけど、誰にもまねできない。
皆さま、こんにちは。
朝晩、めっきり冷え込む季節となり、布団から気合をかけないと起きれれない寒さになりました。
先日、嬉しい知らせが舞い込んできました。高校生まで当道場で稽古して、2級まで取得し、大学に進学しても合気道を続けられて、聞くと二段まで取っていて、気がつくとそれが評価され、就職が決まって。来年の春こちらに帰って来てくれるというのです。
彼女はお会いすればわかりますが、力みはまったくなくて、気合を入れるなんてこととはまったく無縁な彼女で、普通に続けてこられたと思うのですが、いつの間にかそれが力になり、評価につながった好事例だと思います。
「合気道は誰でもできるけど、誰にもまねできない。」
つまりどうゆうことかというと、何も出来なくても稽古しているうちに誰でもできるとうになりますが、身につけた動作を素人のひとが真似しても、誰もできないということです。先日、アイスホッケーの元日本代表で、現在も指導者としてご活躍されている方が体験に来られて、一緒に稽古してみましたが、目を丸くして驚かれていました。
元アイスホッケーの日本代表の方ですから、抜群の運動神経のいい方と推察できるかと思いますが、その方ですら、合気道の基本的な動きに戸惑っておられました。
ですから、皆さんは自信を持って稽古に励んでいただきたいと思います。
継続、繰り返しほど尊いものはありません。
合気道自在館道場
師範 小林英典
持続可能な人になる
すぐ聞くことのすすめ
私は、昔も今もわからないことはすぐに人に聞きます。あるいは現在ならすぐにGoogleります。
道場では最初に長い説明をせず、一度だけ技をします。なぜ一度しかやらないかといいますと、人は一番最初の印象がとても大切だからです。長い説明より、最初に受けたインスピレーションがとても大切にしたいと考えています。また、そうすることにより、脳に定着しやすいのも事実です。2つ目は、「わからない人はすぐに聞いてください。」といいます。わからないことはわかる人に聞いた方が手っ取り早いし、自分のわからないことだけ聞けるからです。しかし、私にも経験がありますが、「そこはわかっているんだけどなぁ~。」というところをくどくど説明する人もいますが、そこを見分ける力をつけるのも聞く力のひとつです。
また、ここはなんとしてもわかりたいなぁ~と悔しく思うことが、合気道またはその教科が好きになった証拠です。なぜなら自分自身が上達していることがわかると、さらに上達しようと自然に理解の意欲が増すからです。これから受験勉強をしなければならない皆さんも、時間を有効に使い、わからないことはすぐに先生をつかまえて、教えてもらいましょう。指導する側の喜びは、聞いてもらえることなのです。また、出来なくて悔しいという思いが強い事こそ、貴方の得意なこと、または教科なのかもしれません。